![](/images/s.gif)
いるので修理する。 (v)ブラシ ?ブラシの清掃と摩耗点検 ブラシの汚れをきれいに拭き取り、摩耗量がマーク又は全長の1/2以上になっているものは交換する。 ?ブラシの動きとバネ力の点検 ホルダ内でブラシが円滑に作動すること。新品のブラシを付けた状態でバネ力をバネばかりで測定し、整備基準以下の場合はブラシホルダをアッシで交換するかバネを交換する。 ?ブラシホルダの絶縁テスト 絶縁されたブラシホルダとブラシホルダプレート間の導通を測定し、導通があればアースしているのでブラシホルダをアッシで交換する。 (Vi)オーバランニングクラッチ ピニオンを手で回して両方向へ空転するものや両方向とも空転しないものは交換する。 (Vii)ピニオンのスラストギャップ ストッパのないものはマグネチックスイッチの吸引テストをしてピニオンが飛び出した時のスラスト方向のスキマ(スラストギャップ)が0.5〜2.Omm程度あれば良い。スラストギャップが小さい時又はブラケットに当る場合はスイッチパッキンを減らすかプランジャとシフトレバーのセット位置を変えて調整する。 (2)オルタネータ (a)構造と機能 バッテリは必要な電気を供給するが、放電されたままでは蓄電量が減少するので運転中にはどうしても充電する必要がでてくる。 この蓄電量を正常に保つため充電を行っているのがオルタネータ(交流発電機)とダイナモ(直流発電機)である。バッテリ充電には従来ダイナモ(直流発電機)が使用されていたが近年、半導体の開発とともにオルタネータ(交流発電機)が採用されるようになり、現在では殆んどのエンジンはオルタネータを使用している。 充電用のオルタネータは一般に界磁回転型で、ブラシとスリップリングを通じて励磁コイルに直流電流を供給して磁界をつくり発電コイルに発生した交流電圧をダイオードを用いて整流し直流電圧を取り出す。 オルタネータは船舶用エンジンにも取りつけられる2線式のオルタネータで、I.Cレギュレータを内蔵し、コンパクト化を図っている。オルタネータの構造は2・122図のように大きく分けて固定子(ステータ)、回転子(ロータ)、軸受部(フロントカバー、リヤカバー)、1.Cレギュレータより構成されている。
前ページ 目次へ 次ページ
|
![](/images/s.gif)
|